「護るのは、君の役目だ」
本当は、できるなら僕が彼を護りたかった。
けれど、僕には傷付けることしかできないから。
僕が護りたかったものはみんないなくなっていった。
僕は傷付けてばかりだ。
どうせ傷付けることしかできないなら、せめて彼の剣となって彼の役に立ちたい。
彼意外を傷付けることで彼を護ることができるのなら、いっそ本望だ。
血に塗れるのは僕だけでいい。
もう僕だけでいい。
―――彼女なら。
彼がゼロであったときからずっと彼を護り続けてきた彼女なら、彼を護ってやれる。
僕にはできないから。
それが少し哀しいけれど、彼を護ることができるのなら、僕はそれでいい。
僕ではまた彼を傷付けてしまうだろう。
だから僕は彼の剣でいい。
彼の前に立ちはだかるものを薙ぎ払う、彼の剣でいい。
それが、せめてもの―――。
二期23話の、衝撃の「僕は彼の剣だ」発言のスザクとC.C.の会話のシーンからの妄想。
まさか本編であんな台詞が聞けるとは思ってなかったのでちょう慄いた…。
感動のあまりにできた自己満足文。
ルルスザ観点で見たらこうとしか思えなかった。
こうだったらいいなぁ…。